縫製(フラットシーマ)について

フラットシーマ

一般には、針を4本使用した4本針のステッチになります。
縫い合わせる生地と生地が平らな状態になるように縫製するため、縫い目(シーム)がフラットでごろつきがありません。
二本針や三本針などと比べて一度に縫い合わせれる距離も少なく、20cm位の距離を少しずつ少しずつ縫い合わせていきます。
ですので手間が掛かり技術的に難易度が高く縫製も難しいです。

縫い目(シーム)がフラットでごろつきがないため、競泳水着やインナーとして着用するアイテムには最適な縫製方法です。

フラットシーマの縫い目

 

フラットシーマの縫製には、2通りの方法があります。①フラットシーマミシンだけで一度に縫い合わせる方法。
②二本糸オーバーロックミシン(端かがりミシン)で縫い合わせて、縫い合わせた生地を表から開いてフラット(平ら)な状態にした後にフラットシーマで縫い目が平らな状態になるように縫製する方法があります。

一般には、①のフラットシーマミシンだけで一度に縫い合わせる方法で縫製しますが、急なカーブやフラットシーマミシンだけで一度に縫い合わせることが難しい場合に②の方法で縫製したりします。
また、②の方法は二本糸オーバーロックミシン(端かがりミシン)で縫い合わせる工程が増える分、縫製時間もかかりますが、①のフラットシーマミシンだけで一度に縫い合わせる方法よりは、技術的な難易度は低くなります。

フラットシーマの縫い目

 

Nercociaは、②の縫い方で縫製してあります。

縫製工場ミヤモリは、フラットシーマの縫製を得意としています。