縫製工場ミヤモリ50年のノウハウを次世代へ
「アイソレーションガウン・機能性マスクへの挑戦から、次世代へとノウハウが受け繋がれていく」
昨今のコロナウイルスの影響で、昨年は受注が減り医療用ガウンやマスクという新たな分野へ挑戦を行いました。
アイソレーションガウンの素材は、不織布。不織布はミヤモリが得意とする2Way素材(水着素材)から180度変わると言って良いほど、設備の調整から縫い方まで違ってきます。
2Way素材(水着素材)は、オーバーロックミシンで合わせる・平二本針ミシンでステッチを行うときなどは、ミシンの調整・手加減などで生地が伸びてしまうので、規格寸法に仕上げるのが難しいです。
反対に、布帛素材(不織布も含む)は、生地を引っ張ろうと思っても生地は伸びません。反対に生地をひっぱりながら縫製するとパッカリング(縫い縮み)が発生し、仕上がりが非常に悪くなります。また規格寸法よりも小さく仕上がる傾向にあります。
餅屋は餅屋でとのことわざもありますが、布帛製品は布帛工場で、水着製品は水着工場で縫製した方がノウハウもあり綺麗な商品が縫い上がってきます。
2Way素材(水着素材)には、2Way素材(水着素材)用の設備・縫い方、布帛素材には布帛素材用の設備・縫い方があり、同じではありません。
縫製工場ミヤモリは、50年の歴史の中で時代に応じて2Way素材(水着素材)から布帛素材まで対応してきました。
そのノウハウが、縫製工場ミヤモリの次世代へと受け継がれていくように、日々技術の伝承をおこなっています。
このノウハウが縫製工場ミヤモリプライベートブランド「nercocia]製品に活かされています。