20種類以上の縫製工場設備とファッションを支えるフラットシーマ
フラットシーマについて
年間100万枚超を支える20種類以上のミヤモリの縫製工場設備とフラットシーマミシン、フラットシーマ縫製方法についてご紹介します。
フラットシーマミシンの特徴
フラットシーマの縫い目です。
一般には、4本針のステッチになります。
フラットシーマミシンの縫い目(縫い合わせてある部分)は、平三本針ミシンとよく似ていますが、縫い目(縫い合わせてある部分)の裏側(黒く見える部分)が膨らまずに断面はフラット(平ら)な状態に仕上がります。
フラットシーマの縫製方法
フラットシーマの縫製には、2通りの方法があります。1つはフラットシーマミシンだけで縫い合わせる方法です。もう1つは二本糸オーバーロックミシン(端かがりミシン)で縫い合わせて、縫い合わせた生地を表から開いてフラット(平ら)な状態にした後にフラットシーマで縫い合わせる方法です。縫製工場ミヤモリでは、二本糸オーバーロックミシンとフラットシーマミシンの2種類を使った縫い方をご紹介します。
縫い目①
← 二本糸オーバーロックミシンを使用して、生地を縫い合わせます。
縫い目②
← 二本糸オーバーロックミシンを使用して生地の表から縫い合わせた部分を開いた状態。
縫い合わせてある部分を開くと、二本糸オーバーロックミシンで縫ってある部分が、生地と生地の端を面あわせにした状態になります。(平らな状態になります)
「三本糸オーバーロックミシンの縫い目①-表側」と比べてみると違いが分かります。
縫い目③
← 生地の表から見た状態
二本糸オーバーロックミシンで縫い合わせて、生地を開いた状態の上から、フラットシーマミシンでステッチ(赤い糸)します。
4本の糸で縫いますので、縫い目はしっかりと補強されます。
※ステッチ(赤い糸)糸を分かりやすくする為に、上飾り糸を省略した状態です。上飾り糸を使用すると裏側の縫い目のように針糸と針糸の間も飾り糸で補強されます。
縫い目④
← 生地の裏から見た状態
オーバーロックミシンの縫合部(縫い代)を左右どちらかに倒すということがないので、ステッチ(赤い糸)をかけたときの裏側の縫い目は膨らまず、平らな状態に仕上がります。
「平三本針ミシンの縫い目②-裏側」の写真と比べていただくと分かると思います。
平三本針ミシンの特徴
平三本針ミシンの縫い目の仕上がり断面です。
縫い目(縫い合わせてある部分)を見ると、三本糸オーバーロックミシン(端かがりミシン)で縫い合わせてから、縫合部(縫い代)を倒した箇所に、平三本針ミシンなどでステッチ(赤い糸)してあります。裏の縫い代(縫い合わせてある部分)が膨らんでいます。
三本糸オーバーロックミシンの縫い目①-表側
三本糸オーバーロックミシン(端かがりミシン)で縫い合わせて、縫い合わせた部分を表から開いてみると、写真のようになります。
三本糸オーバーロックミシンの縫い目①-裏側
三本糸オーバーロックミシンを使用した場合の裏側の縫い目です。黄色い部分が縫合部です。
平三本針ミシンの縫い目②-表側
縫い目①の上から、平三本針ミシンでステッチ(赤い糸)をした状態。
平三本針ミシンの縫い目②-裏側
縫い目①の上から、平三本針ミシンでステッチ(赤い糸)をした状態の裏側。三本糸オーバーロックミシン(端かがりミシン)で縫い合わせてある縫合部(縫い代)を、左右どちらかに倒して縫いますので、裏側のステッチ糸の中で縫合部(縫い代)が膨らんでしまいます。
フラットシーマの用途
フラットシーマミシンは、Tシャツ、トレーナー、フリース、スイムウェア(水着)、ラッシュガードなど幅広く使用されています。フラットシーマミシン仕様での製作につきまして。お気軽にお問い合わせください。
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